若い世代が通販サイトを閲覧するメディアとしてよく利用しているのは、携帯電話やスマートフォンといったもので、パソコンを利用している人の率は低くなってきています。10代~20代の若い女性をメインターゲットとしている株式会社GioのECサイトGRLは、この点に着目してより携帯電話やスマートフォンで閲覧しやすいECサイト作りを行っているということです。株式会社Gioは自社のサイトを主にチェックするターゲット層が、より見やすい購買画面を提供する、ということで株式会社GioのGRLの売り上げは右肩上がりになってきています。もともとネットショップ市場は拡大を遂げている状態ですが、株式会社Gioの場合には、その拡大規模が非常に高まっています。
平成21年度から平成24年度の3ケ年度の成長率は、約375G%という伸び率になっています。商品の細かい部分を紹介しようと考えれば、大きな画面に沢山の情報量で商品を紹介する方がよいと考えがちですが、株式会社Gioではそれよりも、メインターゲットが常に持ち歩く携帯電話やスマートフォンで見やすくすることを念頭においたサイト作りを行い、隙間時間に商品をチェックして、購入しやすいように最適化するということを行いました。その結果が、株式会社Gioの成長率につながってきています。ファストファッションに代表されるように、10代~20代の女性は、スピード感がある取引を希望しています。欲しい商品を手軽に探し、探し出した商品を手軽に買いたい。という希望を、見事に株式会社GioのECサイトは叶えることができているということです。
ユーザーのこと、そして市場のニーズをしっかりと把握することができるのは、ひとえにそこに向かって頑張っている株式会社Gioのスタッフの努力の賜物ということもできます。そういうと、かなり息苦しそうな職場というイメージも出てきますが、働くスタッフは20代~30代が中心で、ファッションに興味がある方が多いということです。服装も髪型もかなり自由という雰囲気を持つ社内は、どこのお店にオシャレな商品があったといいうような話題も多く、スタッフ自体が楽しんで仕事に取り組んでいる姿勢も見えるといいます。自身が楽しく仕事をし、さらに自分たちがこの年商30億というレディースアパレルECサイトを支えているという自覚あるプロ意識で働いているということです。若いスタッフが多いからこそ、若いユーザーから共感を持ってもらえるECサイト作りも可能になっているとも言えますね。